男性不妊

男性不妊


男性不妊の漢方相談・・・急増しています!!

現代では「過剰なストレス、偏った食事、不規則な生活、環境ホルモン」などで、ここ20年で精子量が「3分の2」も減少しているようです。

また、精子の”運動率の低下”や”奇形率の上昇”等も問題になっています。

WHO(世界保健機構)が男女別の不妊原因の割合を調査したところ、

との結果が出ており、男性側に原因があるケースが約半数の「48%」を占めていました。

また、日本での調査においても「40%」のご夫婦に男性不妊が関与しているという結果が発表されています。

男性不妊の90%は『造精機能障害』

精子を作る機能に異常があり「精子数が少ない」「運動率が低い」「奇形の精子が多い」など、いわゆる精子の質が悪い状態を造精機能障害といい、細かくは次の5つに分類されています。

精子減少症 精液1ml中の精子が2000万匹以下
乏精子症 精液1ml中の精子が1000万匹以下
無精子症 精液中に精子が1匹もいない
精子無力症 精液中で運動する精子が50%未満または、活発な直進運動をする精子が25%未満
精子奇形症 奇形の精子が多く、精液中の正常形態精子率が30%以下

上記のうち、「無精子症以外」のものは、全て改善可能です。

漢方対策により体質さえ整えば、『元気な精子』は増えてきます。

体質別の漢方対策で”元気な精子を増加”

前述しましたように、「精子を増やす」「精子の運動率を高める」ためには、お1人お1人の『体質に合った対策』を見つけることが大切です。

おおむね「6つの体質」に分類され、それぞれに漢方対策法があります。

男性不妊体質①・・・腎虚(じんきょ)

漢方医学において腎虚とは、「ホルモン系」「免疫系」などの機能低下により生じる症状全般を言います。

いわゆる『老化』とは腎虚を意味します。 『生殖機能(性欲)の減退、体力の衰え、を感じる」「抜け毛や白髪が多くなってきた」「耳が遠い・耳鳴り」などの症状が生じやすくなるのが特徴です。

【対策法】

ホルモン分泌を安定させて、生殖機能そのもの(精巣・精嚢・陰茎)の働きを高める漢方対策を行います。

男性不妊体質②・・・気血両虚(きけつりょうきょ)

漢方医学において、気血両虚とは、「気(エネルギー)」と「血」が不足することで、栄養不良に陥った状態で、その結果、生殖機能が十分に働かなくなってしまいます。

「疲れやすく元気がない、胃腸が弱い、集中力がない、足がつる、睡眠の質が悪い」などの症状が生じやすくなります。

生命エネルギーである「気」と「血」が不足するので、『精子数の減少』『運動率の低下』に直接影響します。

【対策法】

「気(エネルギー)」と「血」を補給し、体内でのエネルギー産生、エネルギー活性を高める漢方対策を行います。

男性不妊体質③・・・陰虚(いんきょ)

漢方医学において、陰虚とは長期にわたる「ストレス・過労・慢性病・老化」などによって体内の水分が減少し身体全体の潤いが無くなっている状態を言います。

その結果、特に「陰部」において『無駄な熱(炎症)』が発生し、生殖機能の働きが慢性的に低下します。

「精液の量が減ってきた」「以前より快感を感じない」「暑いと感じる時が多くて汗っかき」などが特徴的です。

【対策法】

水分を補い、水分代謝を安定させることで「体液」と「血液」を維持・安定させ、『無駄な熱(炎症)』冷ま す漢方対策が適しています。

男性不妊体質④・・・肝鬱気滞(かんうつきたい)

漢方医学において、気滞とは、ストレス等により自律神経系のバランスが悪化した状態を意味します。

その結果、ホルモン分泌や生殖機能にまで悪影響を及ぼし、陰部血流をも悪化させてしまいます。

「ストレスを感じることが急激に増えた」「怒りっぽい」「不安感が強い」 「睡眠の質が悪い」などが特徴的となります。

【対策法】

自律神経系のバランスを安定させることで、ストレスの負荷時にも交感神経の過剰緊張を生じさせない漢方対策が適しています。

男性不妊体質⑤・・・湿熱(しつねつ)

漢方医学において湿熱とは、体内で停滞している水分に『熱』が加わった状態で、「炎症」の原因にもなるものです。 この『水と熱の停滞』が生殖機能を悪化させてしまいます。

過剰な飲酒、辛いものや脂っこいものの摂り過ぎなどで生じやすく、肥満傾向の男性に多くあらわれます。

【対策法】

停滞している水分の代謝を促進し、同時に「無駄な熱」を排除する漢方対策が適しています。

また、過剰な脂肪を取り除くための対策も重要です。

男性不妊体質⑥・・・お血(おけつ)

漢方医学において、お血とは「古血(ふるち)」とも言い、血液の流れが悪化している状態を言います。

何らかの原因で血液が滞り、血液の質までも悪化させてしまいます。《ドロドロ血液》

その結果、生殖器周辺の血液が悪化し、生殖機能が低下するケースが多く見られます。

【対策法】

「血液の流れ」「血液の質」を改善することで、生殖器周辺の血流を向上させ、生殖機能の働きを活性化させる漢方対策が適しています。

上記の中の「どの男性不妊体質」なのかによって、漢方対策法が異なります。

まずは『体質チェック』を行うことで、ご自身(ご主人様)の体質を見極めた上で、男性不妊への最良の漢方対策法を見つけてください。

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